2012年11月29日木曜日

JAZZ PERSPECTIVE VOL.5

お気に入りのジャズ雑誌JAZZ PERSPECTIVE の新刊が12月12日発売予定だそうです。

今回はニューヨーク・ジャズの特集です。
NY1970年代のレコード屋を語ろうという
記事がとても面白そうだなと思いました。

いつも通りレコードでしか聴けないジャズも楽しみです。



りょうかん

2012年11月25日日曜日

ピクルス通信no.181 霜月のフロイト

週に一度、銭湯に通っている。

「篠木温泉 満天望」を使う。

家から近いこと、平日は混雑していないこと、露天風呂が充実していること、清潔感がほどほどであることなどが理由。



ただ湯に浸かっているだけじゃあない。

裸一貫で風呂まわりの思索を積んだり、裸で何か出来やしないかと忙しい。

それらを私はフロイト(風呂意図)と呼んでいる。

11月19日のフロイト。


◯ チャンネル権はいっさい与えられぬまま、完全受け身でテレビを積極的に楽しむ◯


露天風呂に大型テレビが備えられている。

チャンネルは定められている。

「リクエストはお気軽にフロントまで」なんてシステムもない。

だいたい私が浸かる頃は21時台以降。

やっているのはニュースかバラエティぐらいだ。

この日は後者。くりぃむしちゅー、ネプチューン、チュートリアルがゲストを交えてトークをお送りする「しゃべくり007」(日本テレビ系列)。

普段、この番組はもとよりバラエティを見ることがない。嫌いではない。しかし最近は「見て笑うことがわかっている番組は見ない」という極論に振り切れているため見ることがない。よって銭湯は私とバラエティ番組をつなぐ貴重な仲人となっている。

裸になると、私はよく笑う。

この日のゲストは岐阜出身のモデル・女優、鈴木ちなみ(写真集『ちなみに、、、。』は30日発売予定)。

時代劇に出演したいがために耳にピアスは開けないという(演じてみたいのは茶屋娘)。

好きな歴史上の人物を聞かれた彼女は、やや回答に困ってから声を絞り出すようにして答えた。

「ジャンヌ・ダルク」。

ワッハッ!

裸で、一人で(でも周りに人はいた)、声を出して私は笑った。そんなに面白いか?

どうやら服を脱ぐと、笑いに対する武装解除も進むようだ。

同じくゲストの市川海老蔵が「しゃべくり007」のメンバーとやってみたいことに「ババ抜き」を挙げ、「では海老蔵さんがトランプをきって下さい」と頼まれると、やや照れた感じで「困ったなぁ」とつぶやいたことにまで爆笑してしまうほどに。

人は、裸になるとよく笑う。



満天望を贔屓にする第一の理由は休憩室の充実ぶりにある。

ほどよい温度に設定された部屋には暖色の照明がまどろみ、リクライニングシートが30席ずらっと並ぶ。

貴賤を問わないプレミアムシートのお時間です。

ここで湯上がり読書をすることが無上の悦び。



満天望への道すがら、ブックオフ19号春日井中央店の文庫コーナーで拾い上げた一冊。

ディスクガイドほど湯上がりに適した本はない。

まだ聴かぬディスク名・ジャケット写真が、リフレッシュされた頭にするする入ってくる。

『ジャズ名盤ベスト1000』安原顯・編 (学研M文庫)
20名が各々の切り口でジャズの醍醐味を伝える50枚を選定する。20×50=1000。

定番の名盤は外す、という方針。

偏りをよし、とする方針。

選定にあたった先生方は以下の通り(敬称略)。

青木和富岩浪洋三大村幸則岡崎正通小川隆夫児山紀芳後藤雅洋、斉木克己、佐藤秀樹清水俊彦杉田宏樹瀬川昌久高井信成土倉明寺島靖国、藤本史昭、村井康司悠雅彦、安原顯、斉藤宏嗣

選者は五十音順に登場する。先鋒は誰としてトリはかの大先生に、といった気を使わなくて済む。ただし斉藤宏嗣・選「優秀録音ベスト50」は特別枠としてラストに来ている。いや、この本の編者である「や」の安原顯も「ゆ」の悠雅彦の後に来ていた。この稀代の編集人は、ブックガイドでもトリを持とうとするのが見受けられる。

選者のプロフィールの記載がない。名前を知っている人にとっては無用であるし、名前を知らない入門者にとっては余計な色眼鏡をかけずに済む。

それにしても、、、、。

ディスクガイドを目に通すたびに思う。

知らない名前や盤を教えてもらう案内料と、自分の愛聴している盤がどう擁護されているかを確認し「私のセンスもなかなかのものよ」と悦に入る安心料と、いったいどちらに金を払ったのか。


若竹純司(客)

2012年11月24日土曜日

スタッフ募集しております

現在、ミュージックファーストではスタッフを募集しております。
一緒にお店を盛り上げてくれる方お待ちしております。

ご興味がある方はメールにてご連絡ください。

mail@musicfirst.biz


長谷川

2012年11月22日木曜日

QUIET CORNER 2012 WINTER

HMVのフリーペーパーQUIET CORNER の冬号が出ていたので貰ってきました。


今回はアメリカのシンガーソングライターMATEO STONEMANが表紙でした。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのメンバー、ロベルト・フォンセカとカチャイート・ロペスが
参加した新作「Mi Linda Havana」とても良さそうで聴きたくなりました。


りょうかん

2012年11月18日日曜日

ピクルス通信no.180 コピーできないコピー

「三和酒類株式会社」よりも、商品名のほうに馴染みがあるだろう。

いいちこ

いいちこが様々な媒体に発表してきた広告を集めた「iichiko design展 名古屋」。

ビビットなポスターが居並び、目ににぎやかな時間を過ごしたが、それ以上に心を惹かれたのがコピーの数々。広告コピーならではの言葉の遊戯を堪能させてもらった。


《水を掬えば、水は冷たい。》
文章講座ではおそらく忌避されるであろう、近距離間での「水」の二重使い。

《秋の日の、》
これもコピーならではの詩情。「、(読点)」で終わり、文は完成されていない、意味をなしていない。我々読み手が文章を完成させる余地、イメージを膨らます余地を残している。

《水にたとえてお話しします。》
軽い唐突さを伴って、コピーと写真とが訴えかけてくる。しかし我々に向かっての言葉ではないかもしれない。では誰に。誰でもいい。言葉が、誰に向けてでもなく、宙にふわりと放たれている感じが素敵だ。

《やっぱり ここに居たんですね。》
言葉を発した主人公と、言葉を投げかけられた相手。二人の存在を感じさせつつ、ストーリーをも喚起する。

《昨日のことはもういいです。》

同じく、二人の存在を感じさせ、ストーリーを喚起。読んだこちらも胸がすく思い。

《そして、夕凪。》
写真は流れる時間のなかで、ある時点を切り取る。瞬間一点をとらえる。この一枚では、「そして」の三文字があることによって、「それまで〜そのとき〜それから」の時間の経過を感じさせる。短いコピーの中で平仮名・読点・漢字はやわらかに調和しつつ、「夕凪(ゆうなぎ)」はその音の響きでコピーを引き締め、安定した字体である「凪」が画調をしかと受け止める。

コピーライターは野口武。アートディレクター、河北秀也。フォトグラファー、浅井慎平。デザイナー、土屋康之。

20年以上同じメンバーで制作されているという。

もっと味わいたい方はこちらへどうぞ



「芸術新潮」(新潮社)を毎月購読しているのは裏表紙を見るため、というのはもちろん過言。しかし心待ちにしているのは確か。

いいちこの広告を。

毎号、様々な食材を使っていいちこの瓶を表している。以下この半年分。








これもフードスタイリングと呼び得るのだろうか。



芸術新潮にはディスクレビュー欄「ミュージック三昧」が連載されている。

鈴木淳史(型破りクラシック評論)、西加奈子(作家)、松山晋也(元「STUDIO VOICE」編集長)が月替わりで執筆。

とおりいっぺんの音楽評論からはみだしていく西加奈子の回が異色だ。評論というよりエッセイだからもとより道先が違う。

紹介される音楽はR・ケリーディアンジェロアッシャー田我流など、私の趣味と180度とは言わないまでも240度ぐらい隔たったもの(まわりまわって距離としては遠くないかも)。それでも音楽を語る言葉がのびのびと自由であるし、音楽を鍵とし人間を考察する様がびしびし感じられるし、何より西のパーソナリティが曝け出されていることに私は好感と共感を持つ。


若竹純司(客)

2012年11月15日木曜日

TECHNO definitive 1963-2013

三田格、野田努共著のテクノカタログ本「TECHNO definitive 1963-2013」
11月23日に発売されるそうです。


シュトックハウゼンから現代のテクノまで様々なエレクトロニック・ミュージック
が紹介されていてアートワークが700枚以上も掲載されているとのことです。

とても楽しみです。




りょうかん

2012年11月12日月曜日

ピクルス通信no.179 北摂めぐり

純白ドレスのままアルトサックスをぶりぶり吹き上げる花嫁(友人)なんて二度とお目にかかることはあるまい、と昨晩の二次会のハイテンションを回想しているうち、電車は朝の阪急茨木市駅についた。

アマノ先生の車が来た。

「コーヒーとうどん、どっちや?」

朝からうどん!ザ・関西!

コーヒーで。

「茨木でふらりと一人で入店できて、かつ、コーヒーが美味いのはここ」との薦めでJR茨木駅前「ぶいえいと」

コーヒーに200円をプラスし(モーニング価格)、ベーコンチーズトーストを賞味。

クセなしコクあり香りあり、の毎日使いに持ってこいのコーヒー。

ひとつだけ言わしてもらおうか。美味い、と。



茨木市は沿道に緑が多い。ドライブするのに気分が良い。

安藤忠雄設計「光の教会」こと茨木春日丘教会に立ち寄った。

コンクリートうちっぱなしによる主張の強い建築物のはずなのに、いざ現物を前にしてみると、緑に囲まれていることもあってか、あたりの住宅街と反撥しあうことなく在る。

外壁を大きくかたどる十字架はミーハー心をくすぐってくれますなぁ。ぱしゃ。





日曜は礼拝日。秋晴れのなか、澄んだ賛美歌が漏れきこえる。

ちょうど東からの陽射し。教会内部での光の十字架が想像できる。

次回は予約して内部を見学しよう。

(平松剛『光の教会 安藤忠雄の現場』(建築資料研究社)と同著『磯崎新の「都庁」』(文藝春秋)は、書店員生命を賭けて推薦できる読み物。魅力として①建築家の肖像を過不足なく伝え②建設の進行上関わりのある人々の群像がいきいきと描かれ③専門的な知識を門外漢にもわかりやすく丁寧に示しており④なによりも文章がユーモラスで読ませる。)



万博公園についた。

6、7年前に訪れた時は「休園日」で阻まれた、いわくつきの場所。

なぜ公園が休むのか!と当時は憤った(正確にいうなら、同行していた友人が私の「定休日男」ぶりに憤った)ものだが、この度、園内に入ってみて納得した。

数多くの文化施設・レクリエーション施設を抱えているし、なにより広い、広いので管理・メンテナンスのためにはどうか休園日をとっていただきたい。

広い(全体地図)。

260ヘクタール、甲子園65個分である。とはいってもよくわかるまいが。広い。

我々に出来ることはといえば、ひたすらに歩くことだ。

花の丘でコスモスを愛で、お祭り広場で行われていた物産展で有田みかんを袋詰め(みかん選びのコツをたずねると「地元民は小さいのを選ぶね」とのこと)、太陽の塔を詣でる。

岡本太郎「太陽の塔」の背面
この公園は言うまでもなく、アジア初・日本初の国際博覧会「日本万国博覧会」(通称:大阪万博)の跡地を引き継いでいるのだが、当時のまま現存する施設も残されている。

前川國男設計、「鉄鋼館」だ。

万博では武満徹の構想を実現した「スペースシアター」の器であった(武満作品は勿論、クセナキス高橋悠治による音楽を約1000個のスピーカーで鳴らしつつ、レイザー光線など視覚効果も合わせて当時の技術を駆使したスペクタクル環境。詳細→「アート&テクノロジーの歴史 第10講 博覧会の思想とテクノ=アヴァンギャルド: Expo ’70大阪万国博覧会の実験」

2010年からは「EXPO'70 パビリオン」として大阪万博のハイライトを体感できる施設に再生した。

「EXPO'70 パビリオン」は70年代カルチャー、技術の大見本市といった様相。

各界からそうそうたる面々の参加があるだけに、名前を見つける度、はしゃげにはしゃぐ。

亀倉雄策がデザインしたポスターをぱしゃ。

あっアマノ先生も映り込んではる(右)
祭り感!
万博で行われたコンサートのポスターも掲げられている。




ポスターに書かれたコピーが秀逸で唸った。

例えばザ・スウィングル・シンガーズ。

“ これはジャズ?、、、いやクラシックかな?

どちらでもいいじゃない この楽しさ、このしゃれた味に文句はないさ ”



公園を2時間歩き続けたことによる空腹。

アマノ先生にとってのアイドル3人組が営むお好み焼き屋「奴」に車を走らせるもそこは私のおかげで定休日だ。

ひとめ見たかったものよ、齢70を過ぎたアイドル達を。

40周年を迎えた駅前商業施設千里セルシーへ。ここ、なんでもある。

「いつも店の前を通るたびいい匂いがしている」と先生も初来店のお好み焼き屋「楓の木 千里総本店」。

厨房で焼いてもらう。プロに任せる。

さくりんっ☆ふわりんっ★うまうま♡

先生は「まぁこんなもんやろな」といった顔して食べているが私は関西水準の高さに内心穏やかではなかった。

先生から示された教訓。

“辛口”と“甘口”、2種のソースがある時は、迷うことなく“甘口”をとるべし


若竹純司(客)

2012年11月8日木曜日

2012年11月5日月曜日

ピクルス通信no.178 三宮めぐり

結婚式の二次会までは時間があったので神戸三宮周辺を歩きました。

モーニングコーヒーを求め、日々お世話になっているスターバックスチェリープラザ店のゆかちゃんが興奮気味に「神戸にスタバのコンセプトショップがあります!先越すなんてずるい!」と教えてくれたスターバックス北野異人館店へ。

北野異人館街の一角に立ち、1907年に建てられた洋館を利用した店舗。

観光地です。いたるところで写真撮影が行われています。

クラシカルな雰囲気と、クリスマスに向けて整えられた趣向とがぴったりと合っていました。

ホットコーヒーはイートインしつつ、「しかし私は日々利用するチェリープラザ店をより愛す。愉快で人懐っこいスタッフ達が迎えてくれるあの店を」という心温まる話をテイクアウト。



足を南へ向け旧居留地へと進み神戸市立博物館「マウリッツハイス美術館展」

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と生涯唯一の面会を果たしました。

正面から目を合わせようとしても、彼女の視線はちょうどこちらの右耳たぶあたりをかすめるような角度で射られています。15分ぐらい対峙してみたもののやっぱり目が合いません。その絶妙なモヤモヤ感もこのモデルなき肖像画を観る魅力なのでしょうか。

つかのまレンブラントに打ちのめされました。

「光と影の巨匠」と聞いていた通り、明暗を描き分けてドラマチックに魅せる技量の見事さ。ヒゲの剃り跡の青さがリアルで感嘆。

武井咲のスペシャル音声ガイドは予想以上の萌えでした。展覧会の品格においてどうだとか、美術と接するための資質だとかどうでもよろしい。息つぎも滑舌もぎこちなくても無問題(モーマンタイ)。時代がしばらく忘れていた「アイドル声」を持つ少女。君は巫女。



東へ。元町のセレクトCDレコードショップdisque dessinee(ディスク・デシネ)。

自身のレーベルproduction dessineを抱え、新旧・ジャンルを問わずのセレクトの効いた音盤を発信しています。

マテオ

私にとってはマテオ・ストーンマンを紹介してくれたレーベル。

チェット・ベイカー顔負けの中性ソフトヴォイスで、ギターを爪弾きながらキューバの古いボレロを歌います。

ゆるゆる感。ふわふわ感。ゆたゆた感。わゆわゆ感。

紹介してくれたことへの感謝を直接伝えることができました。

来年には来日し神戸と東京でライブをしますよと、看板娘がニッコリ。

「ぜひ来てくださいね」

なんとする!


若竹純司(客)

2012年11月1日木曜日

食の軍師2巻

とても楽しみにしていた漫画「食の軍師」の2巻が昨日発売されたので
早速、買いました。

「軍師、名古屋へ」で大丸ラーメンがとりあげられていました。
行ったことのあるお店が取り上げられるのはなんか嬉しかったです。

漫画ゴラクの連載以外の「辺境めし」というのも
載っていて存分に楽しめました。



りょうかん