2013年5月30日木曜日

梅雨入り

今年はだいぶ早く梅雨入りしたみたいです。
じめじめしていていやです。

湿気はレコードにも大敵ですね。
家の除湿剤を新しいのに換えようと思いました。


りょうかん

2013年5月26日日曜日

ピクルス通信no.207 マッハと蜜柑

朝の散歩に朝宮公園に来た。



広大な公園の中央に、子供のための遊具があつまっている広場がある。

砂場、ブランコ、木製ジャングルジム、ペンキ塗られたコンクリート製の動物たちが散在している。

休日の朝7時台は大人たちの行楽地。

もっとも遊具で遊ぶでなく、ベンチに座りながら。

新聞を読んでいる人は毎週の習慣としてここに訪れているのだろうか。

帽子をかぶった好々爺が東海ラジオをつけてニコニコして座っている。

トイプードルを連れたジャージのおじさんがマイペースに歩いている。

ハーモニカの音が聞こえる。

小高い丘のほうから聞こえる。

頂上だ。電動カートにのった老人が、なにかを思い出すかのようにハーモニカを吹いている。

すべての光景は、日曜の朝、青空と新緑と輝かしい朝の陽光のもと、おさまっている。


ハーモニカといえば、ラリー・アドラーというプレイヤーをつい先日知った。

   

   

ハーモニカをクラシックやジャズの分野にまでひっぱり上げた功労者。

アドラーのことは「マッハと蜜柑」の名で始めたブログに先にスクラップしておいた。



「マッハと蜜柑」は、2005年からつけはじめピクルス通信更新のさなかに中断したブログ「as time goes by」を再開する気持ちではじめました。

新聞を読んでいて気になった記事をスクラップ(再編集)する“鋏と糊”を中心の具にするつもりです。

若竹純司(客/マッハと蜜柑

2013年5月23日木曜日

ガリガリ君 キウイ味

かなり暑くなってきましたね。
暑い時はアイスが食べたくなります。
コンビニでガリガリ君のキウイ味をみかけたので食べてみましたが
かなりキウイを感じたし爽やかで結構好きな味でした。



りょうかん

2013年5月19日日曜日

ピクルス通信no.206 辞書を読む


原作者の三浦しをんをして「すがすがしい敗北感」と言わしめた29歳石井裕也監督の「舟を編む」を観ながら思った。

辞書をつくるうえで「語釈」を定めていく作業は、「一つ一つの言葉が発してきた音ならぬ歌を聴き集める作業」のようなものだ、と。


「右」の語釈において、『新明解国語辞典』(三省堂)は「アナログ時計の文字盤に向かった時に、1時から5時までの表示のある側」とし、『岩波国語辞典』(岩波書店)は「この辞書を開いて読む時、偶数ページのある側」とする。

どちらも「右」がこの世界で確かに歌ってきた旋律の一例を紹介した、それ以上でもそれ以下でもないように思う。



本屋をやめるにあたって所有する本の半分近くを処分するが、大小種々の辞書・カタログは一冊たりとも手放せない。



国語辞典に限って言えば、読書対象となりうるタイプが好きだ。

『ベネッセ表現読解国語辞典』。

ベネッセ表現・読解国語辞典

「使う読書」より「読む辞書」という表現が適当な一冊。一般的に「辞書」と呼ばれるものと異なる点は、数ページに一度、ある語句をピックアップして取り上げ、広いスペースを割いていることです。そこには、ひとつの言葉から派生する類語や、その語と社会現象などを絡めた豆知識、日常生活に馴染んだ使用例、さらには、誰もが知っている名著からの引用例がランダムに並べられています。職員室の傍らに置き、1分でも5分でも空いた隙間時間に開いてみれば、それはもう立派な読書時間。次から次へと目に飛び込んでくる言葉のイメージを膨らませながら、ひとつの語句からひろがった膨大な知識の海を泳ぐ。ふと気づくと無心に読みこんでいる自分がいて、深い読書感を得られるはずです。(公立高校の教諭向けに本を紹介する仕事の際に使用した推薦文)

もう一冊には『てにをは辞典』を。

てにをは辞典

結合語の例を集めた辞典。

たとえば「歌」の項をひいてみる。

うた【歌・唄】◀が うまい。生まれる。始まる。唇に浮かぶ。耳につく。胸にしみる。朗々と響く。風にのって〜流れてくる。◀歌いつぐ。歌う。演奏する。贈る。収める。教える。覚える。思い浮かべる。思い出す。改作する。返す。書きつける。書き抜く。書く。合唱する。がなり立てる。がなる。加筆する。聞かせる。聞く。吟じる。口ずさむ。毛嫌いする。好む。自慢する。誦する。賞揚する。所望する。清書する。斉唱する。注文する。作る。続ける。添削する。流す。習う。熱唱する。始める。発表する。ハミングする。反芻する。弾く。評価する。披露する。まぜっ返す。まねる。やめる。読みあげる。詠む。リクエストする。録音する。一首したためる。◀聞き入る。聞きほれる。釣り込まれる。夢中になる。詠む。(つづく)

詩集として読んでいる。



国語辞典に興味がでた方は、辞書芸人サンキュータツオの『学校では教えてくれない!  国語辞典の遊び方 』を立ち読んでいただきたい。



最後に音楽系辞書から一冊、安野光雅『大志の歌―童話の学校 校歌・寮歌 』(童話屋)を。

大志の歌―童話の学校 校歌・寮歌


蝦蟇、めだか、ウミネコ、蚤、河童。もし動物たちの学校があったなら、そこには校歌や寮歌があるはず。そんな空想を遊ばせ、30以上の校歌・寮歌を集めている。

そこから一曲。ぱらっと開いて目に入った「私立 九官鳥小学校 校歌」を。

九官鳥の学校

九官鳥の学校は
国語のテストがむつかしい
お早うさん、こんばんは
オハヨウサン、オバンデス
だいぶ上手になりました


九官鳥の学校は
算数の時間がむつかしい

九九八十一 はどうですか
ククジュウイチ ドウデスカ
きゅーのかんじょうができないの?


九官鳥の学校は
音楽の時間がむつかしい
歌を忘れた カナリヤは
ウタヲワスレタキューカンチョー
ふざけているんじゃありません


九官鳥の学校は
社会の時間もむつかしい
かんちょーったら きゅーかん
チョーカンッタラ キューカン
新聞読むのが宿題だ


若竹純司(客)(twitter / FB

2013年5月16日木曜日

アルゼンチン音楽手帖

21世紀以降のアルゼンチンの音楽を紹介するディスクガイド
「アルゼンチン音楽手帖」が6/7日に発売されるようです。

私が選ぶアルゼンチン音楽ベスト3の選者が個人的に気になる方が多いので
とても楽しみです。


りょうかん

2013年5月12日日曜日

ピクルス通信no.205 “独創性は裏切りから生まれる”

21時に日比谷Barを後にし、N夫妻、YNカップルと別れた私は、ひとり渋谷方面へ向かった。

日中のラ・フォル・ジュルネで熱狂疲れはしていたものの、今回の上京で必ずや行きたい店があった。

ボサノヴァだけを流すバー「Bar Bossa」。

最近、FaceBookを開く楽しみのひとつは、店主である林伸次さんの更新を確認すること(お気に入りの店のページに「いいね!」ボタンを押すと、その後お店の情報を逐次受けることができるシステム)。

推薦のボサノヴァ音源を日ごとアップしてくださる。

   

   


バーの店主ならではの話題、たとえば「スマートなマナー」「店に来店する恋愛上手な男たちの共通点」などを惜しげもなく提供してくれる。


“発想や企画というと、白紙の状態からウンウン唸るような感じがするが、じつはそうではなくて、自分が面白いと思ったことを思い出す、あるいは「記憶」に引っ掛かっていたことを拾い上げるという行為なのである” by 秋元康


バックに『マンスフィールド短編集』(筑摩書房)を携えておいた。

マンスフィールド短篇集 (ちくま文庫)

我が座右の一冊。移ろいゆくイメージの「あわい」を言葉で掴もうとする執念の女流作家キャサリン・マンスフィールド。

この本を編訳した翻訳家で作家の西崎憲さんがこのお店の常連だと聞いている。

もしかしたら、西崎さんにお会いできるかもしれない。

会ったらサインをお願いしたい。サインをお願いして失礼に当たらないぐらいには、この本を読みこんできた。

万が一お会いできるかもしれない。

“僕らができることは、最初は小さな雪の塊に過ぎなかった「運」をもっと大きな雪だるまにして転がしてやること。それが「運を活かす」ということである。”  by 秋元康


駅から歩いて15分弱。

裏通りをさらに奥へ進んだところにひっそりと看板を灯していた。

意外に、小さくもない店だ。

扉をひらく。店内の賑やかさに少しの驚きを頬に照らし、店主と目を合わす。

ひとりなのですが。

「申し訳ございません。お一人のお客様はご遠慮いただいております」

多くの驚きを100%押さえ込み、サラリと店をあとにした。

路地裏で呆然自失となりながらも、震える指先で検索すればその旨を述べた林さんのお言葉が見つかった

不満はない。

「定休日男」の看板をもう10年以上背負って生きてきた。

旅先での遭休(諸般の事情で店に入れないこと)はお決まりのパターン。

しかし困った。

だってピクルス通信になんて書く?


“混沌として整理できないような情報こそ、価値ある情報の「原石」であると言えるだろう” − by 秋元康




駅からバーまで歩いているさなかに、名前だけは聞いていたSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」にいざなわれた。

売りたいセンスが明確な店。企画力と編集力にすぐれた店。来店客との交流を大切にしている店。

この店における、ロングセラー文庫が平積みされている。

私を含めた読書人とは呼べないまでも本好きの読者にとって、「通いたくなる小さな書店」の条件のひとつは、各出版社の膨大な文庫・新書を独自のセンスでピックアップ(紹介)してくれること。

見学代として秋元康『企画脳』(PHP文庫)を購入した。

企画脳 (PHP文庫)

「企画」を語りながらも「自分の個性をいかに活かして生きるか」を述べている。

奇をてらわない、まっとうな本だと思う。

氏は自らの肩書きを「作詞家」としている。

すぐれた詩人は、すぐれた哲学者でもある。

決して「詩人」とは名乗らず「作詞家」と控えるあたり、氏のセンスはまぎれもない。


若竹純司(客)

2013年5月9日木曜日

Mark McGuire @ 得三

昨日は得三にマーク・マグワイアのライヴに行ってきました。
マグワイア節な泣きのギターとエレクトロニクスが心地よかったです。

KEN SEENOのアンビエントなサウンド、マヘル・シャラル・ハシュ・バズのフリーキーで
オチャメ(?)なサウンドも楽しめて良かったです。



りょうかん

2013年5月5日日曜日

ピクルス通信no.204 もう自分の店がやりたいなんて言わない

セザール・カマルゴ・マリアーノ(ピアノ)とロメロ・ルバンボ(ギター)とのデュオ作品『DUO』を聴きながら書き始めることにする。

   


ゆうらりと体を揺らすリズム感。こころの襞を丁寧になぞってゆくハーモニー。

それらブラジル音楽の上澄みを、こっそりと、人差し指でひと舐めさせていただくような作品。

本郷に新しくオープンしたカフェ「musico(ムジコ)」を後にするとき、店内で流れていたCDだ。



これほど開店を心待ちにした店はない。それゆえ期待が高かった店もない。

なぜなら、私が敬愛する「music」と「coffee」を組み合わせた名を堂々と看板に掲げておられるのだから。

さきに私は書いた。

「一家言を持つ音楽愛好家や珈琲愛飲家の多くが『やられたなぁ』と悔しくなるお店になることを期待しています」と。

想定した「一家言を持つ」人とは、つまりは私のことだ。

そして今、しきりにつぶやく。

やられたなぁ。やられた。やられたよ。


訪れたのは朝10時。

20人ほど入るだろうか、狭すぎずも広すぎずもない店内は、閑静で清潔な空気で満たされている。

それが音楽と干渉しあうことはない。

入店時は坂本龍一がブラジルの音楽家と組んだ作品『CASA』が流れており、共演しているチェロ(ジャキス・モレレンバウム演奏)の音色が、驚くほど自然に、店内の空気と寄り添っていた。

おおきく縁取られた窓にかかる麻の地色と白と薔薇色のカーテンが、陽光をたっぷりと受けとめる。

その隙間で公園や街路の木々がざわめている。

奥のカウンター席では、注文した珈琲をいれるために湧かすポットがもくもくと水煙をあげている。

鼻に、やさしい刺激を覚える。

店内のいたるところに飾られる花瓶や陶器。そこで生けられた草花が発するものを鼻腔が察知したらしい。


「長い歳月の経過の、ただなかにある店」。

そんな言葉が口をついて出る。

オープンしてほどないにもかかわらず、すでに品格が落ち着き払われているのは、テーブルや椅子などの設えの一部を、店主・堀さんが勤めておられた「木曜日」から受け継いでいるからだろう。

ふるきをたずねて新しきを知る。

温故知新のセンスはフードメニューにもあらわれている。

私が食べた「生ハムとアボカドのトーストサンド」は「木曜日」にもあったはず。

キウイ、バナナ、ピンクグレープフルーツが小さなガラス皿で添えられる心遣いも、また。

ネルドリップで淹れた珈琲は、家でも飲みたいと思われたので、豆を200グラム購入した。

「木曜日」のオーナーが手掛ける珈琲豆ストア「コモン」焙煎によるもの。



ただ、過ごしているだけで快適だ。

それでも長く滞在したい思いから雑誌ラックへと手をのばす。

ku: nel」(マガジンハウス)はもっとも人の手に触れられた形跡があり、店の客層がしのばれる。

私としては、かつて定期購読していた「Pen」(阪急コミュニケーションズ)も並んでいるのが喜ばしかった。

戦略的にユニセックス、スノッブに打って出るこの雑誌の発売は、1日15日の月2回。

 「Pen」の発売のたび、この店に来ようか。


月2回。けっして多い回数だとは思わない。


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musico カフェ・ムジコ
 
   愛知県名古屋市名東区上社2-59(地図
電話:052-774-0266
営業時間:9:00-20:00
                     定休日:木曜
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若竹純司(客)

2013年5月2日木曜日

QUIET CORNER 2013 SPRING

毎回貰っているHMVのフリーペーパーQUIET CORNERの新しいのが出ていたので
貰ってきました。

先日TURN ON THE SUNLIGHT名義で新作をリリースしたカルロス・ニーニョの特集
が載っていました。


カルロス・ニーニョから広がる音楽の波紋という記事やQUIQUE SINESIの記事など
が個人的に特に印象的でした。



りょうかん