2013年6月30日日曜日

ピクルス通信no.212 別れの表情

転職した会社の通勤には金山駅を使う。

JRの東海道本線と中央線、名鉄、そして地下鉄が交わるだけあって、混雑をきわめる。

仕事だけでなく日々身をさらす環境が変わった。

変化によって、これまで自身が培ってきたリズムやバランスが崩れてしまってはもったいない。

出勤前、家でも職場でもないどこかで腰を据えて、ホットコーヒーと朝刊とで過ごす習慣を続けることにした。

前職同様、スターバックスを使う。金山駅前にある。



ドリップコーヒーは豆が日替わりする。

今日の豆は、あの日飲んでいたものと同じだ。

いつも通り自分の聴いているイヤホンを外し、シーズンごとにかわるBGMにも耳を傾ける。

都会のビル群のど真ん中に浜辺があらわれたかのような、理知的なサンバビートに耳を奪われた。

流れている曲名を教えてくれる携帯用アプリ「Shazam」を通せば、ドナルド・フェイゲンの「The Goobye Look」。

 

“goodbye”がリフレインする。



辞令で東京に移る。

名古屋で過ごせるのもあと一ヶ月ほど。

大きく環境が変わる。

だからこそ朝の習慣は続けたい。

週に一度の習慣、ピクルス通信の更新も続けたい。



僕らは毎日のように「さようなら」を言う。

でも、また翌日には会う。翌日でなくとも、きっと会う。

「さようなら」は後につづく言葉を省略しているからだ。

「左様なら(また会いましょう)」。

「さようなら」は別れの合図ではなく再会を願う思い。

だったら僕は笑顔で言おう。

さようなら、名古屋。

さようなら、名古屋のみなさん。

若竹純司(客)

2013年6月29日土曜日

LP新入荷ピックアップ

SHING02のLPが2枚入荷しました!

他にもヒップホップたくさん入荷しています。

沢田

2013年6月27日木曜日

CD新入荷ピックアップ

フリー / スピリチュアル・ジャズの紙ジャケCDが入荷しています!
 
ジャズ新入荷コーナーにあります。
 
沢田

2013年6月25日火曜日

2013年6月24日月曜日

2013年6月23日日曜日

ピクルス通信no.211 晴れと平日

雨と休日」は西荻窪にあるセレクトCDショップ。

店名は「雨の日や休みの日にゆっくりと聴きたい音楽を、という思い」から。

店主・寺田俊彦さんが自ら聴きこんでセレクトした国内/輸入の新品のCDと音楽関連書籍を販売しています(お店のコンセプトを詳しく綴った文章)。

6月12日に寺田さんがコンピレーションしたCD「RAINS AND HOLIDAYS VOL.1-窓につたう雨は」が発売されました。

RAINS AND HOLIDAYS VOL.1-窓につたう雨は
RAINS AND HOLIDAYS VOL.1-窓につたう雨は

アニタ・オデイ、エラ・フィッツジェラルドといった名歌手のものからダイアナ・クラール、トールン・エリクセンなどの現役歌手、ラリー・カールトンのレアなデビュー・アルバムからの曲、テリー・キャリアー、クロディーヌ・ロンジェといったポップス系の楽曲などを収録しています全曲目&メドレー試聴はこちら

すべての曲のタイトルまたは歌詞に「雨(rain)」が入っている、「雨」がテーマのCDです。

 

CD発売にあわせた企画をふたつ見つけました。

JJAZZ.Netのブログでは寺田さんとBar Bossaの店主・林伸次さんとの対談が載っています。寺田さんの音楽履歴と「雨と休日」の理念があらわに。

HMVの特設サイトでは寺田さんと山本勇樹さん(HMVジャズ担当/bar buenosairesメンバー)とが好きなコンピレーションCDをそれぞれ10枚づつ紹介しています(前編後編)。



「晴れと平日」

転職期間中の平日も休日もないような5月末のとある日、昼下がり。

晴れ。窓を開けると入ってくる空気はほんの少しだけ湿り気を帯びてい、カーテンと網戸越しにでも、明るい陽射しを感じます。

ショパンのワルツ集を部屋に流しました。

「連日やまない雨。“もうこれで読むのは3度目”のエッセイ集をそっと閉じ、しばらく感傷にひたりながら」にこそぴったりのショパンのワルツ。

「慌ただしい一週間だった。おのずと休日の起床時間は遅くなる。妻はまだ寝ている。うん、彼女の分のブランチも用意しておくとしよう。クーラーをつけた涼しい部屋のなかで飲むロイヤルミルクティなんてどうだろう」にこそぴったりのはずのショパンのワルツ。

しかしこの、なんの変哲もない日の普通の晴れた日に聴くショパンは、いままで聴いたショパンのなかで最も魅力あるものでした。気取らず付き合える、という感じで。

ショパン:ワルツ集
ディヌ・リパッティ/ショパン:ワルツ集

思いがけなく「合うじゃん」な組み合わせもあるのですね。

人に話して共感を得られるかどうか自信はありません。

もっとも人と共感をわかちあうためだけに、音楽を聴くのではないし。

「共感」の喜びも大きいですが、「ひとりよがり」の恍惚こそ捨てがたいです。



「くもりと花金」「雷と祝日」のコンセプト・アルバムはその日が来たらおのずと見つけます。


若竹純司(客)

2013年6月22日土曜日

LP新入荷ピックアップ

 
ニュー・ウェイヴのLPが入荷しました!
ちょっと珍しいLP達。
 
今日は過ごしやすくて、なんだかもう秋みたいですね。
 
沢田
 



2013年6月18日火曜日

CD新入荷ピックアップ

ジャズのCDボックスが入荷です!

すべて輸入盤です。(ヘレン・メリルのみ、国内解説がついています。)

BOXセットは、独り占めしている感が好きです。

沢田

2013年6月16日日曜日

ピクルス通信no.210 我が欲求

Sumally(サマリー)」はウェブ上に「欲しい物」や「持っている物」を公開スクラップして皆でシェアするサービス。

私は新聞や雑誌などで目にして気になった物をネットで検索し、それらを当サイトにスクラップして使っています

物だけでなく場所やイメージも登録できるのがおいしいところ。大きな画像とセットで登録できるのも肝でしょう。

ミカンの木を再利用した蒲郡の箸

プリヴェAG 炭酸抜けま栓


山崎商店 焼銀箔紋に細うず

新宿 ピース

「夢は口に出した方が実現する」とは大袈裟ですが、購買や行動の一助となっています。



Booklog(ブクログ)」はウェブ上の仮想本棚。

私は本屋で見かけたり、新聞書評を読んで気になった書籍を登録しています。

はじめて数年で蔵書量は増える一方。

とりあえずは「ウェブ積読」しておいて、古本屋で安く見つかれば買おうという腹づもりです。

amazonと連携しているので本以外の商品も登録できます。

私はときおりCDを棚に入れておきます。

11日の「新入荷ピックアップ」でみかけ、13日に来店した折にはすで売れていたセジャール・ポルティージョ・デ・ラ・ルスの作品。

伝説のフィーリン
CESAR PORTILLO DE LA LUZ:伝説のフィーリン

 


ジョシュア・レッドマンがブラッド・メルドーと組んだ新作『Walking Shadows』は日本経済新聞のレビューを見かけて登録しました。

Joshua Redman - Walking Shadows
Joshua Redman - Walking Shadows

 


若竹純司(客/マッハと蜜柑

2013年6月15日土曜日

CD新入荷ピックアップ

ディスク・デシネから発売の紙ジャケCDが入荷しました!

ジャズ、フュージョン、ブラジル、などなど。

沢田

2013年6月14日金曜日

LP新入荷ピックアップ


フランソワ・テュスク、バルネ・ウィラン / フリー・ジャズの探求 国内盤 が入荷しました!
盤きれいです。

沢田

2013年6月13日木曜日

CD新入荷ピックアップ



ヴァン・モリソン / アイリッシュ・ハートビート(廃盤!)入荷しました!
他にも新入荷コーナー多数入荷しております!

高橋

2013年6月12日水曜日

2013年6月11日火曜日

CD新入荷ピックアップ

キューバのフィーリン、ボサノバが入荷しました!

雨の日に、ゆっくり家で過ごす時間のおともに。

沢田

2013年6月10日月曜日

ジャズCD新入荷ピックアップ

ジャズSACD APO盤が入荷しました!

ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS /  MOANIN'
THE HORACE SILVER QUINTET / THE TOKYO BLUES
THE MILES DAVIS QUINTET / RELAXIN'
HANK MOBLEY  / NO ROOM FOR SQUARES
DEXTER GOEDON / DEXTER CALLING

まだまだ他にもあります。
新入荷コーナーに出しています。

沢田

2013年6月9日日曜日

ピクルス通信no.209 年齢不問

 

映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』では、84才にして街を走り時代を写し穫るファッション・フォトグラファー、ビル・カニンガムもさることながら、彼をとりまく関係者たちがまた際立った存在感を印象づける。


カーネギーホールの上のスタジオアパートにビルの隣人として住むエディッタ・シャーマンもそのひとり。

女流写真家としての生涯を矜持をもって語る姿は、撮影当時の年齢である「100」の数字に威光と清新な感動をもたらす。

カメラの前であくまで女性として美しくあらんと努める姿。それを「チャーミング」と片付けては失礼にあたるだろう。

彼女は70年代にアンディ・ウォーホールのミューズであった。

いまや神格化されたポップアートの体現者との思い出話は、シートに沈む我々をたちまち時代を超えた鮮やかな世界へと連れて行く。

エディッタの輪郭を伝えるため、妙齢の彼女が堂々とふくよかな体格で踊る「瀕死の白鳥」の映像が挿入されるシーンがある。

劇中、もっとも美しい瞬間だった。

   


「女子会やるんだけど来ない?」

私が通うカフェ千種vivanのミチナさんの母上、加藤さんからお誘いを受けた。

きっと君を触発する方も参加するから、と。

加藤さんは私が母親にも出来ない話をいつもまるごと受けとめてくれる。遠慮ない実直な意見を与えてくれる。

人と人とを繋げる才に長けている。いつも笑顔だ。

30以上の歳は離れているものの、私にとって自慢の友達だ。


vivanで行われた会に参加されたのは加藤さんのほかに3人の女子。

山田さんはvivanのオーナーであるタケオさんの母上。「最上のモーツァルト」との触れ込みから最近聴いたワルター指揮の交響曲第40番に感じた違和感の話に付き合ってもらった。タケオさんの懐の広さと人懐っこさが、親譲りなんだと気づかされるお人柄だった。

古田さんは加藤さんの何十年来のご友人。私がこれまで会ってきた女性のなかで、もっとも上品な微笑みをたたえる。聞き上手で穏やか。告白に近いかたちで「なぜそれほどまでに」と人柄の要訣に迫っても「ファジーなだけよ」と微笑む。

伊藤さんこそ加藤さんが私とのタイアップを期待してくれた方。

古田さんがかつて通っていた絵画教室のオーガナイザーにして画廊の経営者。

最近はオカリナ教室の経営活動に楽しんでいらっしゃる。

私との年齢差は50以上だが、話題も豊富でギャップなど無い。

何事かを成す人は、応援の才に恵まれた人なのかもしれない。

伊藤さんはしきりに人の美点をみつけそれを心から誉め称える。

「才能は売れるのよ。それ自体がアイデアなのよ」

はっ、とする言葉を何気なく漏らしてくれる。


女子会は定例とすることになった。

伊藤さんは真面目な顔で私に問う。

「あなた女装する?じゃなきゃ会の名前を変えなければいけないでしょう?」

会の名前を変えることにした。

私の提案した「はっと」を採用してもらった。

会のはじめに帽子(ハット)の話題でもちきりになったことによる。

そして、驚きや気付きの「ハッ、と」に満ちた会だから。

名前に「会」をつけないことで若々しさを出してみたかった。

しかし詰めることがひとつ。

会がお開きになって別れ際、会長の伊藤さんにたずねた。

「伊藤さん、はっとはローマ字にしますか。それともカタカナで?」

彼女はニカッと笑い宣言した。

「次回の議題とします!」

前を向いて生きる姿勢に年齢など関係ない。


若竹純司(客/マッハと蜜柑

2013年6月6日木曜日

LP新入荷ピックアップ




日本のニューウェイヴ、海外のニューウェイブのLPが入荷しております。



りょうかん

2013年6月5日水曜日

2013年6月4日火曜日

こちょばしい

昔からマッサージが苦手でした。
肩をもまれるのはまったく平気なんですが、
寝転んで背中をトントンたたかれようものなら
くすぐったくてしょうがないんです。

だからマッサージしに行っても、肩から背中に手が伸びた瞬間
「ちょっ止めてください」 なので
何をしに行ったのか。

ずっとマッサージが苦痛だったんですが、
最近通ってる整体のマッサージは全然平気です。
くすぐったがりがコロっと治ってしまいました。
自分もびっくりでした。

くすぐったがりを治しに行ったわけじゃないんですけどね^^
ついでに治ってしまって、ほんと不思議です。



沢田

2013年6月2日日曜日

ピクルス通信no.208 醍醐味

◇あなたが一番好きなヨーグルトのプラスチック容器の蓋をあけて一口目を味わうまでに流してほしいBGM◇

リムスキー=コルサコフ作曲
交響組曲《シェエラザード》作品35
第一楽章:海とシンドバッドの舟

 


ぜひこの動画を使用してください。

まずは、あなたが一番好きなヨーグルト(プラスチックカップに入っているもの)を蓋を開けないままテーブルに置いてください。

動画を再生してください。

[0:20]演奏が始まりました。不穏な空気です。怖がらないで。私がついています。ちょっと手に汗をかくかもしれません。掌のかすかな温度のざわめきに神経を集中させてください。

[1:00]ヴァイオリンの物悲しい旋律が聴こえてきましたね。ヨーグルトの蓋に手をかけてください。開けてはいけません。そのままヨーグルトを見つめ続けてください。

[2:30]どうです?ずいぶん唾液が出てきたのでは?そのまま昂らせてみましょう。もし耐えきれなければ動画を観ることで堪えてください。ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による名演です。

[4:00]食べたいのはわかっています。まだです。あと少しであなたの一番愛するものを味わうことができるのです。エクスタシーの肝要は何かわかっていますよね?「じらし」です。

[6:37]ついにこの時がきました。ヴァイオリンの旋律にあわせて蓋の淵をなぞってください。

[6:52]どうぞ!オーケストラのたかまりとともに蓋をあけていってください!待って!スロウリーッ!ゆっくりと!ゆっくりと、、、

[7:36]蓋を開けきってください。カップのふちに蓋の残してはいけません。断ち切らねばなりません。

[7:40]もう、いいでしょう。それを口に含んでください。
    
ほら、口に広がっているでしょう、さわやかな酸味が。冷たい乳製品があなたのあたたい口内で甘美に溶けいるでしょう。

いま、そのあなたを包んでいる音楽の神々しいこと。

[8:40]人目があります。日常生活に戻ってください。
 


僕が好きなヨーグルトはチチヤスです。さっぱりしています。




若竹純司(客/マッハと蜜柑

2013年6月1日土曜日

CD新入荷


シルヴィ・バルタンの紙ジャケ輸入盤国内仕様が、まとまって入荷しました!
今年5月発売の、世界初CD化のものもあります。
この機会にぜひどうぞ♬

沢田